Globe Samponista Diary~世界各国お散歩日記~

旅のスタイルはふらっと、気ままに。60を越える国々を旅した記録。ひとり旅やふたり旅、ときどきグループ旅行。

ティラナからクルヤへ日帰りで行きました

ティラナ二日目。

 

朝、ゆっくり支度をして9時半に出発。特に予定を決めていなかったのだけれど、地球の歩き方とネット情報から、ティラナ近郊のクルヤという町に行ってみることしました。

 

まず、インフォメーションセンターに行ってバスの乗り方を尋ねます。

 

バス停へはティラナの中心地である国立博物館から20分くらい、ミネペザ通りという通りをひたすらまっすぐ行きます。

 

バス停というほど立派なのものではなく、ミニバスが止まっているので、きっとこれだな、とわかる感じです。

 

ガイドブックにもある通り、直行のバスは少なく、通常はまずフシェクルヤという町へ行きそこで別のバスに乗り換えるそうです。

私もその通りにフシェクルヤ行きのミニバスに乗りました。

料金は降りるときにドライバーさんに払うシステム。人が集まらないと発車しないので、しばらくひたすら発車を待ちます。

 

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途中で人を乗せたりおろしたりしながら40分程でフシェクルヤ到着。

すかさずクルヤ行きのミニバスに乗り換え。その間約30秒(笑)

バスを降りるときにドライバーさんにクルヤに行きたいのですが、というと、「ほれ、そのバスだ」

とばかりに前方のすでに発車しかけているミニバスを指さす。

 

慌ててバスを追いかける私。

ドライバーさんがクラクションで前方のバスに私という乗客がいることを知らせてくれた模様。

 

あちらもあちらで良くクラクションだけでわかるなぁ。私を待ってくれました。

 

ほっと一安心。あとは終点まで乗るだけ。

クルヤは山あいの町なので坂道をぐいぐい上っていきます。

 

ティラナを出発してちょうど1時間でクルヤに到着しました。

 

出迎えてくれたのはアルバニアの英雄スカンデルベク像。

 

 

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スカンデルベクは現在の5000レク紙幣の肖像にもなっており、オスマン帝国からの支配に抵抗し、一定の期間独立を保ったことで有名です。

そのスカンデルベクが死守したクルヤ城が今では博物館になっています。

 

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館内が写真撮影が禁止だったのが残念ですがとても綺麗で展示も分りやすくレイアウトがよく、なかなか見ごたえのある博物館です。

 

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遠くまでは見えませんが、冬のバルカンにしては奇跡的な快晴で青空が広がり、

とても美しい景色とすがすがしい天気を楽しむことが出来ました。

 

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オスマン朝の影響を思わせるお土産屋さんが軒を連ねます。

特に何を買うわけでもないし、お店の感じはトルコのそれと特に変わりはしないのだけど、このイスラムのバザールが大好きです。歩くだけでとても楽しい。

 

2時間ほどで観光終了。

ティラナへと帰ります。

 

帰りは個人タクシーというか、普通の大きめの乗用車のおじさんがティラナまで直行すると叫び人を集めており、私もそれに便乗しました。

少し割高になるけど直行だし、おんぼろバスとは比べ物にならないくらいきれい、というか日本人感覚で言うところの普通の車なので、やはり乗客は上品なマダムのみ。

 

6人全員女性!!

 

ドライバーさんが結構飛ばす人だったこともあり、30分強でティラナへ戻ってきました。

料金は200レク。おんぼろバス乗り継ぎで150レクだから、50レクの差。

これはありだな、と思いました。

 

市内に戻り、国立博物館へ。

かなり大きな建物でアルバニアの歴史を時系列で展示しています。

一階部分が工事中で古代の部分は見れなかったのですが、中世から現代にかけて、特に興味があった19世紀から20世紀の部分が見られたので満足です。

 

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もう少し英語の解説が多いとさらにいいのですが。

 

ただ、共産時代、鎖国時代についての展示がなかったのが残念です。

 

ヨーロッパ最貧国と言われ、ヨーロッパの北朝鮮と言われ、ヨーロッパ最後の秘境と言われていたアルバニア

 

実際来てみると、印象は隣国と変わらないし、旧共産国特有の土地を贅沢に使った実利主義的な街並み、建物の面影がある以外は至って普通の印象を受けました。

 

おしゃれなカフェもあったし、ブランド品などのお店は見かけなかったけど、

順調に経済は成長しているのだろうなという感想を抱きました。

 

短い滞在でしたが来て良かったです。

 

明日はいよいよギリシャへ移動。

ここでついに飛行機移動をします。

 

約2か月かけてフランクフルトからアルバニアまで陸路で移動しました。

 

がんばったなぁ私!

 

バルカン半島の旅もそろそろ終わりが見えてきました。

 

最後まで楽しみたいと思います★