【エストニア】世界遺産タリンを散歩
タリンで迎える朝はしっとり雨の朝。
幸運なことに朝9時半頃には止みました。
雨でしっとりと濡れた石畳の坂を上ってまずはアレクサンドルネフスキー聖堂へ。
帝政ロシアによって建てられたロシア正教の教会です。ロシア正教特有の玉ねぎ屋根健在。残念ながら一部が改修作業中でした。
タリンの旧市街は歩いて回れるコンパクトな街なので、あまり地図とにらめっこするのではなく、気の赴くままにお散歩するのがいいですね。
お次はトームペア城。お城という割には宮殿っぽいのでこれがトームペア城?と半信半疑でしたが、もともとエストニア人の砦があった場所にデンマーク人が築いた城で、支配者が変わるたびに補強・改築されてきました。
そして、18世紀後半に、当時の権力者エカテリーナ2世が知事官邸として使用するため改築を命じ、現在の宮殿に近いものとなったそうです。
現在、エストニア国会の議事堂として使用されています。ピンク色の可愛らしい建物です。
ガイドブックにも掲載されている、カフェ・ダンネブログという城壁の上にあるカフェが気になり、ちょっと覗いてみました。とても急な石の階段を上るとなかなかの景色★
タリンの街並みは、どこを切り取っても素敵でため息が出ちゃう。
次に、気になっていて聖ニコラス教会に。 この教会の内部は現在博物館になっていて、「死のダンス」という絵画が世界的にも有名とのこと。
私はフィンランドのArucoしか持っていなかったのですが、こちらには「死のダンス」の記載はありませんでしたが、宿で見たガイドブックに掲載されていて、その強烈なタイトルと不穏なオーラ が漂うその作品を是非見てみたいと思ったのです。
「死のダンス」の背景にあるのは、14世紀にヨーロッパで大流行したペストだそうです。
身近な家族や隣人が次々と亡くなって行くも無常さ、一般の民も貴族もにも死は迫り、その恐怖が描かれています。
作品が大きくてかなり引かないと全体を写せません。
聖ニコラス教会内の展示物は少なく、多くの観光客はこの作品目当てに来るのではないかと 思うほどです。
聖ニコラス教会を後にして、次に向かったのはラエコヤ広場です。
観光客で賑わい、まさに観光スポットという感じの広場。
旧市庁舎の中にArucoにも掲載されている一風変わった食堂があります。
コルマス・ドラーコンというお店です。 ガイドブックに載っていなかったら絶対に入らないだろうなというお店。
店内は薄暗く、中世のコスプレをした女性が立ちはだかっています(笑)
薄暗いのでメニューも良く見えないし、メニューをくださいと言ったら、 あるものは全部出てるから、と言われてしまうなかなか無愛想なお店。
とりあえず、疲れていたので、エルク肉の入ったスープとマッシュルームのパイとビールを 勢いでオーダー。
確か7ユーロでした。
店内は薄暗くロウソクの灯りのみです。 スープもパイも美味しかったです。
食事というよりは休憩兼軽食で訪れるのがいいかも。
続く