Globe Samponista Diary~世界各国お散歩日記~

旅のスタイルはふらっと、気ままに。60を越える国々を旅した記録。ひとり旅やふたり旅、ときどきグループ旅行。

【ラオス】ビエンチャンの僧侶に会いに

≪2012年10月の旅行記です≫

 

世界遺産の町、ルアンバパーン。

ここへ来たら必ず見たいこと、それは早朝の僧侶の喜捨を求める行進。

早朝5時半から6時半くらいにかけて、何百人もの僧侶が喜捨を求めて町を並んで歩きます。

黄色い袈裟をまとった僧侶たちがぞろぞろと目の前を通り過ぎていく光景は、 ラオスならでは、というか絶対に東京では見られない景色です。

ルアンバパーンの名物(と言ったら失礼かも知れませんが)だけに、多くの観光客でごった返すのかと思いきや、そこまでの人だかりができていなかったのが印象的でした。

観光客の絶対数が少ないと思われます。もしくは季節柄!? 

 

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朝早く起きたので、時間が有効に使えると思い、この日に遠出をしてみることに。

ちょうど声を掛けてきたトゥクトゥクのおじさんに言われるがまま、郊外の滝を見に行くことに。

トゥクトゥクで1時間くらい走ったところに、タート・クワンシーの滝はあります。

マイナスイオンが出ていて、他の観光客も少なく、なかなか良かったです。  

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水着を持っていけば、泳ぐこともできます☆欧米人の旅行者は気持ちよさそうに泳いでいました。 

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次に向かったのは、パークウー洞窟。 船着場からボートに乗って目指します。 

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これまた晴天だったので青空と岩山と緑のコントラストが美しかったです。 

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約4000体もの仏像が並んでいるそう。川に面して切り立った崖をくりぬいてあり、 それは圧巻でした。その後、帰り道にある酒造りの村によって、ラオ・ラーオと言うラオスのお酒をさらっと見学。 

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ルアンバパーンの中心地へ戻ってきました。

そして、あてもなくふらふらと歩いていると、とあるおじさんが話しかけてきました。

夕日のきれいに見える場所があるから、今からなら間に合うから行かないかと。

川の向こう岸にある小高い場所にあるお寺からの眺めがきれいだから行って来たらいいよ、と。

ちょうど夕日を眺めようと思っていたところだったので、行くことに。 

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ボートからの西日もきれいでした。 

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寺院について腰を下ろしたとたん、地元の悪ガキ(失礼)みたいな男子2人が私お金をねだってきました。

 

残念だけどあげることはできない。

たとえ50円でもあげることは彼らのためにはならない。

心を鬼にして断り続けました。しかし、彼らは立ち去ろうとはせず、二人で私にちょっかいを出し始めました。あいにくガイドブックをホテルに置いてきてしまったので、簡単なラオス語さえわからず、 子供たちも英語も日本語もわかるわけもなく。お互いの唯一の共通語「money」だけで小1時間ずっとじゃれあっていました。

 

生意気で無邪気でピュアでかわいかったな。彼らはちゃんと学校で勉強ができる環境にあるんだろうか・・・。

そんなことをしていたら、いつの間にか日は暮れはじめたので、夕日を拝み、外灯がない山道でこれ以上いたら迷子になってしまう、と慌てて帰路に。 

 

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長い石段で、いたずら小僧は私を通せんぼ。本当に急な石段だから何かあったら大変だ。心配でそわそわする私を尻目にマニーっ、マニーーーーっと叫びながら小僧たちは石段を降りていきました。

ふと寺院のほうを見上げると、彼らと同い年くらいの袈裟を身にまとった僧侶がこっちを、静かに見守っていました。

ずっと私たちの馬鹿騒ぎを少し離れた距離から苦笑いして見ていた彼ら。僧侶だからって、心は少年に違いない。彼らには許されないことだけど、きっとこっちの仲間に入って馬鹿なこと言ってじゃれあってみたいに違いない。

そう思ったらなんだか切なくなって、胸の前で合掌して、彼らに頭を下げました。

 

盛りだくさんだった1日もこうして幕を閉じていきました。

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フライドライス↑