Globe Samponista Diary~世界各国お散歩日記~

旅のスタイルはふらっと、気ままに。60を越える国々を旅した記録。ひとり旅やふたり旅、ときどきグループ旅行。

日帰りでクラクフからフラワーペイントの可愛い村ザリピエへ行く方法

ザリピエという村をご存知ですか?

 

ポーランドの古都クラクフから約70キロ離れた場所にある小さな小さな村です。

この小さな村が数年前からじわじわと旅人の間で人気が広がっています。

 

なぜって。。

 

理由はこちら↓

 

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村の至る所にカラフルな花柄のペイントがしてあり、とにかく可愛いのひと言!!

近年 日本でもガイドブックに掲載されるようになり認知度も上がり、行ってみたいと思う人も増えているのではないでしょうか。

ですが、ひとつ難点が。

とにかく行き方が面倒くさい。

コレです。 もともと観光地ではなく、田舎の小さな村です。 人口は少なく、公共交通手段が少ないのも無理がありません。

それでもこの可愛らしい花柄の村を一目見ようと旅人は頑張るのです。

そう、私もその一人でした。

 

まずは地図で場所を確認。

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ザリピエから北東に約70キロに位置し、地図で見るとそんなに遠くないように感じるのですが車やバスや列車など様々な交通機関を駆使して向かわなければならず、その移動距離は120キロにもなるそうです。

 

私が実際に行った際の行き方をご紹介します。

 

◎ザリピエへの行き方◎

 

クラクフから電車、もしくはバスにてタルヌフという町へ行きます。 電車だとクラクフからタルヌフまでは1時間から1時間半で到着します。私はユーレイルパスを持っていたので、どの電車にも自由に乗れるので気が楽でした。

ちょっと失敗談

その日、私は気合を入れて6時起き。事前に調べて7:15の電車に乗るつもりで駅に向かったのですが、プラットフォームの番号が表示されていなかったのです。

なぜ!?遅延??と不安になり、待合室で若い女性にプラットフォームナンバーが

出てないから遅延かな、と尋ねると、遅延の表示はされてないので定刻に発車するはず、急いだ方がいい、駅員さんに聞いてみて、と言われたので慌ててインフォメーションカウンターへ行くとなんと長蛇の列。。時すでに7:15。。万事休す。

電光掲示版から7:15発の表示が消えました。つまり出発したことを意味します。

なんでぇー〜?!!?涙 さあ、何ででしょう。

正解は。。

7時15分に発車したのは電車ではなくバスだったからです!! そんなバナナ。 ←古い?笑

 ユーレイルパスのアプリで検索して出てきたスケジュールがまさか電車ではなく、バスとは思わなかったです!でも、逆にそれはユーレイルパスでバスも乗れるということを意味しますね。。。知らなかった。。

それにしても、もう少しどうにかなりませんかね、言葉の分からない旅行者にはtrickyすぎますよ。。。

ということで、せっかく早起きしたのに結局、次の電車まで1時間の待ち時間ができてしまいました。まぁこんなプチハプニングも旅の醍醐味ということで。空き時間を使って、次の日に向かうプラハ行きの夜行列車の手配をしました。 窓口の女性は英語はまあまあ通じますが、若干不安が残ります。 パスを見せて、寝台1st classでと伝えると、手際よく手配してくれました。210zl。意外と安くてびっくり。

 

8:13発の電車に乗りまずはタルヌフという町へ。2時間ほどで到着しました。意外と時間がかかりました。

タルヌフへはそんなに難易度は高くないのですが、タルヌフに着いてからが大変です。何が大変かというとタルヌフ駅前から出ている地元の人が使うミニバンに乗ると1時間程でザリピエへ着くのですがそのミニバンを探すのが大変なのです。

 

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バス停は↑のタルヌフの駅を背にして100メートルくらい直進して大通りに出て、

右に曲がり少し歩くとバス停があります。

 

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(写真がなかったのでGoogleマップから )

 

ここでザリピエ行きのバスを探すのが一苦労。ザリピエ行きのバスと言っても大型バスではなくミニバンです。最も効果的な方法は、ズバリ、人々に尋ねること。これに尽きます。 私は原始的ですが、次々やってくるミニバンの運転手さんにザリピエ?」と聞くと、英語が話せないながらも ジェスチャーでこのバスは行かない、とか、隣のバス停だ、とか次に来るバスを待て、(的な?)とか 色々教えてくれます。 私は念のためZALIPIEと書いたメモを持参し、やって来たバス、というかミニバンの運転手さんに見せ、運転手さんが首を縦に振ってくれるまで続けました。とは言っても、事前にインターネットで調べて10:30発のバスがあるという情報があったので、ほぼ定刻にバスを覚悟していたほど苦労せずにバスを見つけることができました。

 

無事にバスに乗れたので結果オーライですけど。スケジュールなどは変わることもあるだろうし、日本のように時間通りに来るものでもないので、心に余裕を持って行動しましょう。

 

ちなみに、 バスの料金は4Zlでした。 (2015年11月)

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バス(ヴァン)に乗りしばらくすると景色はのどかになっていきます。

途中で乗客を乗せたり下ろしたりしながら、田舎道を進んでいきます。 1時間程経ったところで、ついにザリピエに到着!!!

 

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バスを降りてから、実際の村までは、何もない一本道を数百メートル歩かなければなりません。 

 

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私がとぼとぼ歩いていたら、通りかかった車のおじいちゃんが、乗っていきなさいと(ジェスチャー)で 言うので、お言葉に甘えて乗せてもらいました。

 

こういう心遣いもほっこりします。

 

バスの本数がとにかく少ないので、バス停で帰りのバスの時間をしっかり確認すること必須です。

 

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あと、食事する場所はないので、食べるものを持参することと、お手洗いは済ませてから行きましょう。

 

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村の写真は別記事にて★