Globe Samponista Diary~世界各国お散歩日記~

旅のスタイルはふらっと、気ままに。60を越える国々を旅した記録。ひとり旅やふたり旅、ときどきグループ旅行。

リラの僧院日帰りツアーに参加しました

リラの僧院1日ツアーに参加。

9時に宿泊しているホステルまで迎えに来てくれました。35ユーロ。

自力で行くのはそこまで困難ではないのですが、今回はツアーに参加しました。

 

途中、世界遺産のボヤナ教会に寄ってくれたのがありがたかったです。

 

ボヤナ教会はフレスコ画で世界的に有名で、世界遺産にもなっています。

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 最後の晩餐が特に有名で、1259年に描かれたのにルネッサンスの手法に似ているそうです。 歴史を感じる古い小さな教会は11世紀、13世紀、19世紀に建てられた部分があります。

 

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右が11世紀、真ん中が13世紀、左が19世紀に建てられたそうです。保存状態を守るため、入場は1度に10人、10分までと決められているそう。中は写真撮影は不可ですが、フレスコ画が非常に見応えがあります。オットマンが侵攻した際にフレスコ画の顔の部分が消されてしまったり、人々が触れた為に色あせているものなど、歴史を感じます。

 

途中トイレ休憩などをはさみいよいよリラの僧院へ。リラの僧院はブルガリア随一の観光地だけあり、その存在感は圧倒的です。リラの山奥深くにひっそりと佇む僧院はその色使い、建築デザイン、雰囲気がとても神秘的でした。

 

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 この門をくぐりぬけると

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美しい僧院が姿を現します 歴史博物館にはイコンや古い聖書が、展示されています。写真撮影が禁止なのですが、ラファエロの十字架という作品、木で出来た十字架に聖書の場面が彫り込まれています。 これはピースを組み立てたのではなく、1つの木を彫り、くり抜いて作られたものだそうです。その緻密な作りには驚かされます。完成までに12年かかったそうです。聖母誕生教会はこちらも写真撮影ができなかったのですが、豪華な装飾が張り巡らされていて内壁にも所せましにフレスコ画が描かれています。

オスマン朝支配下において、キリスト教が禁じられていた際も唯一ここだけは 活動が黙認されていたというから、よっぽど神聖な場所として見られていたのでしょう。なんだかわかる気がします。オーラがありました。

 

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僧侶が住む部屋があります。この部屋に、依頼をすれば一般客も宿泊ができるそうです。料金の設定が高いものと低いものがあるのですが、低いものはより実際の僧侶の生活に近いものを体験できるので、安いほうがお勧めだとガイドさんは言っていました。冬は極寒、トイレも現代的なのは望めず、本当に修行僧みたいな感じになると思いますが。そのほうがここまで来てわざわざ宿泊する意味があるというかなんというか。

おそらく宿泊をするであろう日本人らしきカップルを一組見かけました。

Good Luck!

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滞在時間が賞味1時間くらいだったのが残念ですが、とても楽しめました。

 

ブルガリアを旅行する人はマストな行先です。