【モロッコ】ラクダがまさかのアクシデントで砂漠を歩いて帰ったお話
極寒のサハラ砂漠で一夜を過ごして朝起きると、雨は止んだもののまだ風が吹いているという悲劇。
まだ薄暗いうちからラクダに乗って出発です。
、、がここで事件が発生!!!
なんと、ラクダが膝を痛めて歩けないと!!!
乗って来たラクダに乗って帰る想定なので、予備のラクダさんはいません。
同じグループのメンバーはブラジル人男性2名とアイルランド人カップルと私と友人。この中で体重が一番軽いであろう私たち日本人が2人で1頭のラクダに乗ることに。
これが悲劇のはじまり。
もともと1人が乗るためのラクダなので2人で乗ると、こぶと鞍の凹凸がうまくはまらず太ももが前代未聞の痛さ。
ラクダも2人を乗せられて気持ち悪かったのか、歩きが安定せず、何度振り落とされそうになったことか。
そして、私は叫びました。
「私、歩きますっ!!!」
いやーーそれだけラクダの上がキツかったのです。
、、、ということで、約5キロの道なき道を(笑)ラクダと共にてくてく歩いて帰ることに。
砂漠はもちろん砂です。
足が取られて歩きにくくて体力を奪われます。
そして、当たり前ですが、ラクダの歩くスピード>私の歩くスピード頑張っててくてく歩くもだんだん置いて行かれて、、慌てて走って追いかけて、 また歩いて、だんだん置いて行かれて、慌てて走って追いかけて、、の繰り返し。 必死すぎて写真を撮る余裕がありませんでした。
ちなみに、先頭のラクダ使い(?)のベルベル人の人は便所サンダルみないな足元なのに先頭のラクダのスピードで歩いて、さすがジモティー!笑
かなりいい運動になりました。
宿に戻ると朝ごはんが用意されていました。
みんな疲れが溜っていて、6人無言で食べる食べる(笑)
砂漠で雨に一晩中降られるという、目的を全く果たせなかった上に、帰りは徒歩というなかなか強烈な思い出が出来たサハラ砂漠。
メンバーとも別れを告げて車でリッサーニへ。
リッサーニからは車をチャーターして次の目的地、ワルザザードへ!